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Ⅲフリースピン

ブックオブデッドのフリースピンと拡大するシンボル

ブックオブデッドのフリースピンは10回だけの短いボーナスですが、このゲームの戻りの大部分はここで決まります。鍵になるのは、始まる前に選ばれる1種類の「拡大するシンボル」です。この章では、ゲームルールの記述と、当サイトがデモで記録した4つのシリーズのサーバー応答から、フリースピンの中で何がどの順番で起きているのかを分解します。

「10回の無料スピンを獲得」の画面。本が開き、拡大するシンボルにアヌビスが選ばれた
「10回の無料スピンを獲得」の画面。本が開き、拡大するシンボルにアヌビスが選ばれた

フリースピンが始まる条件

ブックオブデッドのフリースピンは、本が画面のどこかに3冊以上止まると始まります。ラインの上にある必要はなく、15マスのどこでもかまいません。始まる回数は本の数に関係なく10回です。

本がそろった回転では、フリースピンに入る前にスキャッター配当が払われます。3冊で総ベットの2倍、4冊で20倍、5冊で200倍です。デモを起動したときの説明画面にも、本3冊で10回という同じ条件が書かれています。

フリースピンを直接買う機能は、このゲームのルール画面にはありません。始める方法は本3冊だけで、通常回転を回して待つしかありません。714回転を記録したあいだに本3冊がそろったのは、233回転目・525回転目・700回転目の3回でした。間隔の詳しい記録は714回転の検証にまとめています。

拡大するシンボルが選ばれる瞬間

10回が始まる直前、画面の中央で本が開き、ページがめくれて1つの絵柄で止まります。これが、そのシリーズの「拡大するシンボル」です。ゲームルールでは「通常のシンボルから1つがランダムに選ばれる」と書かれていて、プレイヤーが選ぶことも、選び直すこともできません。

候補は本を除いた9種類、冒険家・ファラオ・アヌビス・ホルス・A・K・Q・J・10です。記録した4シリーズで本が止まったページは、順にアヌビス、K、ファラオ、10。同じ絵柄は一度も出ていません。選ばれた絵柄は、そのシリーズの最後の1回まで変わりません。

Kが拡大するシンボルに選ばれたフリースピンの開始画面。開始時の配当は600コイン
Kが拡大するシンボルに選ばれたフリースピンの開始画面。開始時の配当は600コイン

1回のフリースピンで起きる順番

フリースピンの1回転は、通常回転より1手順多い作りです。ゲームルールの記述を順番に並べると次のようになります。

  1. リールが止まる。 ベットは払いませんが、配当の計算はフリースピンを始めた回転のベットとライン数で行われます。
  2. 通常の配当を数える。 通常回転と同じく、リール1から左詰めでラインの当たりを数えます。本はここでもワイルドです。
  3. 拡大するか判断する。 選ばれた絵柄が、配当になる数のリールに出ているかを確かめます。
  4. 広がる。 条件を満たしたとき、その絵柄が出ているリールで縦3マス全部に広がります。
  5. 全ラインで払われる。 広がった絵柄で、有効なラインすべてについて追加の配当を数えます。
  6. 合計に加わる。 その回の配当が画面の合計表示に足され、残り回数が1つ減ります。

サーバー応答で確かめると、拡大の配当はいつも10本分の満額でした。ファラオが2リールに広がった回転は250コイン、つまり5倍 × 5コイン × 10本です。Kの3リールは250コイン(5倍 × 5コイン × 10本)、4リールは2,000コイン(40倍 × 5コイン × 10本)で、どれも配当表の倍率に10本を掛けた額と一致します。

2と5が別々の手順になっている点が大事です。拡大は通常の配当を消して置き換えるのではなく、通常の配当を数え終えたあとに「追加で」払われます。ルールにも「拡大するのは、有効なペイラインで追加の配当が得られるときだけ」と書かれています。

本がそろった回転の配当

フリースピンに入る回転そのものにも配当があります。本3冊のスキャッター配当(総ベットの2倍)に、本がワイルドになってできたラインの当たりが加わるからです。記録した4シリーズの開始時の配当は次のとおりでした(1回転50コイン)。

選ばれた絵柄開始時の配当内訳
アヌビス200コイン本3冊の100コイン+ライン配当
K600コイン本3冊の100コイン+ライン配当500コイン
ファラオ100コイン本3冊の100コインのみ
10650コイン本3冊の100コイン+ライン配当

開始時だけで総ベットの2倍から13倍。フリースピンの10回が始まる前に、すでにベット数回分が戻っていることになります。

広がる条件:2リールと3リールの境目

「追加の配当が得られるときだけ広がる」というルールから、広がるのに必要なリールの数は絵柄で決まります。配当表で配当が付く一番少ない数と同じです。

選ばれた絵柄広がるのに必要なリール数
冒険家・ファラオ・アヌビス・ホルス2リール以上
A・K・Q・J・103リール以上

ファラオが2リールに出れば広がりますが、Kが2リールに出ても広がりません。Kが2個では、配当表に払う数字がないからです。当サイトの記録でも、K・ファラオ・10の3シリーズで記録された拡大は、ファラオだけが2リール、Kと10はすべて3リール以上でした。

この差は、シリーズの価値を大きく分けます。高配当の4種類は「2リールに出るだけ」で毎回総ベットの5倍以上になり、カード記号は3リールそろわないと何も起きません。

離れたリールでも払われる理由

拡大するシンボルの一番の特徴は、隣り合っていなくても配当になることです。ルールには「拡大したシンボルは隣り合っている必要がない」「配当は、組み合わせが成り立つどのリールからでも左から右へ数える」と書かれています。

当サイトのデモでは、アヌビスのシリーズの3回目に、アヌビスがリール1・4・5に出て広がりました。間のリール2と3には別の絵柄が残ったままですが、10本のラインすべてが光り、「アヌビス3個」として払われています。同じシリーズの20回目には、リール1と3の2本に広がり、リール2が空いたまま「アヌビス2個」になりました。

フリースピン3回目、アヌビスがリール1・4・5に広がり、空いたリール2・3をはさんで全10ラインで配当
フリースピン3回目、アヌビスがリール1・4・5に広がり、空いたリール2・3をはさんで全10ラインで配当

通常回転なら、リール1・4・5に同じ絵柄があっても配当は0です。リール1から続いていないからです。フリースピンの拡大するシンボルだけは、この「左詰め」の原則から外れます。そのため、リールが5本あれば、どの3本に出ても「3個」として数えられます。

選ばれた絵柄別の配当

ブックオブデッドのフリースピンで結果を決める数字は、この表に集まっています。広がった絵柄は、縦3マスを埋めることで10本すべてのラインに乗ります。1本のラインで「その絵柄×数」の倍率が払われ、それが10本分になるので、1回の拡大の配当は「配当表の倍率 × 総ベット」と同じになります。1回転¥18、¥180で回したときの金額を並べました。

拡大するシンボル2本に拡大3本に拡大4本に拡大5本に拡大
冒険家¥180/¥1,800¥1,800/¥18,000¥18,000/¥180,000¥90,000/¥900,000
ファラオ¥90/¥900¥720/¥7,200¥7,200/¥72,000¥36,000/¥360,000
アヌビス・ホルス¥90/¥900¥540/¥5,400¥1,800/¥18,000¥13,500/¥135,000
A・K—¥90/¥900¥720/¥7,200¥2,700/¥27,000
Q・J・10—¥90/¥900¥450/¥4,500¥1,800/¥18,000

(左が1回転¥18、右が¥180のときの1回の拡大の配当)

表の左上と右下を比べると、同じ「3リールに広がった」でも、冒険家は¥1,800、10は¥90と20倍の差があります。4リールではファラオの¥7,200に対してアヌビスは¥1,800。ファラオとアヌビスは2リールでは同じ5倍ですが、4リールでは4倍の差がつきます。

ライン数を減らして遊んでいると、拡大の配当もその本数分しか払われません。5ラインなら表の半分です。ペイラインとベットの決まりのとおり、フリースピンのライン数は始まった回転のまま変えられないので、10ラインで回しておくことがフリースピンの価値を保つ唯一の方法です。

5,000倍への現実的な道は1つ

ブックオブデッドの最大配当、総ベットに対して5,000倍という配当に現実的に届く形は1つです。冒険家が拡大するシンボルに選ばれ、そのフリースピンの1回で冒険家が5本すべてのリールに出ることです。

冒険家5個の倍率5,000倍が10本のラインすべてに乗るので、1ライン5コインで回していれば、5,000 × 5コイン × 10本で250,000コインになります。1回転¥18なら¥90,000、上限の¥18,000なら¥90,000,000です。通常回転で冒険家が5個並んでも、それは1本のラインの5,000倍、総ベットに直すと500倍です。

この1回が起きるには、9種類のうち冒険家が選ばれること、そして冒険家は配当表で一番出にくい絵柄であることの2つを越える必要があります。当サイトの714回転の記録では、冒険家が画面に占めた割合は4.2%でした。理論上の最大配当がどのくらい遠いのかは、RTPとボラティリティの章で数字から見ています。

4リールと5リールの重みは絵柄で違う

配当表の倍率は、リールが1本増えるごとの伸び方が絵柄ごとに違います。拡大するシンボルでは「あと1リール」が配当をどれだけ変えるかがそのまま結果になるので、伸び方を倍率の比で並べました。

選ばれた絵柄2→3リール3→4リール4→5リール
冒険家10倍10倍5倍
ファラオ8倍10倍5倍
アヌビス・ホルス6倍約3.3倍7.5倍
A・K—8倍3.75倍
Q・J・10—5倍4倍

ブックオブデッドのフリースピンでは、この伸び方の差がそのまま結果の差になります。冒険家とファラオは、3リールから4リールに増えるだけで配当が10倍になります。アヌビスとホルスは4リールでの伸びが小さく、5リールで大きく跳ねる形です。カード記号は3リールの5倍が出発点なので、4リールに届いても25倍か40倍にとどまります。

拡大がなかった10回はどうなるか

拡大するシンボルが一度も広がらなければ、フリースピンの10回はふつうのラインの当たりだけで終わります。サーバー応答が残る3シリーズでは、拡大以外の当たりは10回で75〜875コイン、総ベットに直して1.5倍から17.5倍でした。10が選ばれたシリーズでは、拡大を除いた通常の当たりが10回でわずか75コインです。

逆に、10回で終わった3シリーズでは、そのうち4〜6回で拡大が起きていました。

選ばれた絵柄フリースピンの回数拡大が起きた回数
アヌビス20回4回
K10回6回
ファラオ10回4回
1010回5回

ただし4シリーズは観察で、確率ではありません。拡大がまったく起きない10回も、ルール上は十分あり得ます。

再トリガー:10回が20回になるとき

ブックオブデッドのフリースピンの最中に本が3冊以上止まると、残り回数に10回が追加されます。ルールに回数の上限は書かれていません。追加の10回も、最初に選ばれた拡大するシンボルのまま続きます。

記録した4シリーズで再トリガーが起きたのは1回だけで、アヌビスのシリーズの5回目に本が3冊そろい、合計20回になりました。そのシリーズで拡大が起きたのは3回目・10回目・15回目・20回目で、追加された後半の10回に2回の拡大が含まれていました。シリーズの合計は6,475コイン、ベットの129.5倍です。

20回の流れを、撮影した画面とルールの倍率でたどると次のようになります(1回転50コイン)。

回起きたこと配当
開始本3冊、アヌビスが選ばれる200コイン
3回目アヌビスがリール1・4・5に拡大(3個)30倍 × 50=1,500コイン
5回目本3冊で再トリガー、残りが10回増えるスキャッター配当
10回目アヌビスが拡大—
11回目冒険家2つのふつうのライン配当10倍 × 5=50コイン
15回目アヌビスがリール4・5に拡大(2個)5倍 × 50=250コイン
20回目アヌビスがリール1・3に拡大(2個)5倍 × 50=250コイン
合計開始時の配当を含む6,475コイン

(このシリーズはサーバー応答の記録を始める前だったため、10回目の拡大の配当と細かな当たりは画面から読み取れた範囲だけを載せています)

「フリースピンで6475コイン獲得」の画面。アヌビスのシリーズ20回の合計
「フリースピンで6475コイン獲得」の画面。アヌビスのシリーズ20回の合計

再トリガーは回数を倍にしますが、拡大するシンボルが変わるわけではありません。カード記号のシリーズで20回になっても、1回の拡大で払われる額は10回のときと同じです。

記録した4シリーズで拡大が占めた割合

フリースピンの合計のうち、どれだけが拡大するシンボルから来ているのか。サーバー応答に拡大ごとの配当が残っている3シリーズ(1回転50コイン)で分けてみました。

選ばれた絵柄開始時の配当拡大の回数と内訳拡大の合計シリーズ合計拡大の割合
K6003リール×4回(250ずつ)、4リール×2回(2,000ずつ)5,0006,475約77%
ファラオ1002リール×2回(250ずつ)、3リール×2回(2,000ずつ)4,5005,050約89%
106503リール×4回(250ずつ)、4リール×1回(1,250)2,2502,975約76%

(単位はコイン。シリーズ合計は開始時の配当を含む)

3シリーズとも、合計の4分の3以上が拡大の配当でした。ふつうのラインの当たりは、10回で数百コイン程度にとどまります。そして拡大の中でも、1回の4リール(Kの2,000)や3リール(ファラオの2,000)が合計の大部分を占めています。フリースピンの結果は、10回のうち「何リールの拡大が何回来たか」でほぼ決まる、ということです。

ファラオのシリーズ6回目、ファラオがリール1・3・5に広がり2,000コイン
ファラオのシリーズ6回目、ファラオがリール1・3・5に広がり2,000コイン

フリースピン中の通常配当と本

フリースピン中も、拡大するシンボル以外の絵柄は通常どおり払われます。当サイトのアヌビスのシリーズの11回目には、冒険家がライン上に2つ並び、通常の配当(10倍)が付きました。冒険家は拡大するシンボルではないので、広がらずに1本のラインだけで払われています。

本もフリースピン中に役目を失いません。ラインの上ではワイルドとして働き、3冊以上ならスキャッター配当と10回の追加が付きます。ただし、本は拡大するシンボルの代わりにはなりません。広がるかどうかは、選ばれた絵柄そのものが何本のリールに出たかで決まります。

記録したシリーズを円に直すと

フリースピンの合計はベットに比例します。記録した4シリーズの結果(ベットに対する倍率)を、1回転¥18と¥180で遊んだ場合の金額に直しました。

選ばれた絵柄ベットに対する倍率¥18の場合¥180の場合
アヌビス(20回)129.5倍¥2,331¥23,310
K129.5倍¥2,331¥23,310
ファラオ101倍¥1,818¥18,180
1059.5倍¥1,071¥10,710

4シリーズはすべて59倍を超えましたが、これは4回の観察です。フリースピンに最低保証はなく、拡大が起きなければ10回でベットの数倍で終わることもあります。どのベットならフリースピンまでの回転数を予算で支えられるかは、ブックオブデッドの攻略とベット額の章で計算しています。

フリースピンでよくある3つの勘違い

「本が出れば拡大が起きる」。 拡大するかどうかは、選ばれた絵柄そのものが何本のリールに出たかだけで決まります。本はラインの当たりと再トリガーには関わりますが、拡大の本数には数えられません。

「カード記号が選ばれたら外れ」。 10が選ばれたシリーズでも結果は59.5倍で、Kのシリーズは129.5倍とアヌビスと同じでした。カード記号は1回の拡大が小さいかわりに、3リールに届けば毎回確実に配当になります。

「20回になれば配当も2倍」。 再トリガーで増えるのは回数で、1回の拡大の配当は変わりません。アヌビスの20回は129.5倍で、10回で終わったKのシリーズと同じ結果でした。

フリースピン中の画面表示

フリースピンが始まると、日本語版では「10回の無料スピンを獲得」と表示され、本のページがめくれて拡大するシンボルが決まります。回っているあいだは残り回数と、そのシリーズでここまでに獲得した合計が表示され、拡大が起きた回転では、広がったリールが縦に光り、10本のラインが点灯します。

10回(再トリガーがあれば20回)が終わると、「フリースピンで6475コイン獲得」のように、開始時の配当を含めたシリーズ全体の合計が表示されて通常回転に戻ります。この合計は、その時点で残高に加わっています。

よくある質問

フリースピンの拡大するシンボルに選ばれやすい絵柄はありますか?

ルールには「ランダムに選ばれる」とだけ書かれていて、絵柄ごとの確率は公開されていません。記録では4回のシリーズがすべて別の絵柄で、偏りを判断できるほどの数はありません。

フリースピンの途中でベットを上げられますか?

上げられません。本3冊がそろった回転の設定が、追加の10回も含めて最後まで引き継がれます。ベットの決め方はベット額と予算の章にあります。

拡大するシンボルと通常の当たりは両方払われますか?

両方払われます。先に通常のラインの配当を数え、そのあとで拡大するシンボルの配当が追加されます。

フリースピンは何回まで増えますか?

最初は10回で、フリースピン中に本が3冊以上そろうたびに10回が加わります。ルールに上限の記載はありません。記録では4シリーズ中1回だけ、20回になりました。

デモでもフリースピンは同じですか?

同じです。当サイトの4シリーズはすべてデモで記録したもので、本の開き方、拡大の演出、合計の表示まで本番と変わりません。登録なしで試すならBook of Deadの無料プレイの章から起動できます。

ブックオブデッドのフリースピンのまとめ

ブックオブデッドのフリースピンは、本3冊で始まる10回と、ランダムに選ばれる1種類の拡大するシンボルでできています。高配当の4種類なら2リール、カード記号なら3リールから広がり、離れたリールでも全10ラインで払われます。記録した3シリーズでは合計の4分の3以上が拡大から来ていました。5,000倍に現実的に届くのは、冒険家が5リールに広がったときです。全体の流れはブックオブデッドの表紙にまとめています。