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Ⅵ714回転の検証

ブックオブデッドの検証:714回転の記録

ブックオブデッドを、日本語版デモで714回転させました。目で数えたのではなく、1回転ごとにゲームのサーバーから届く結果のデータを保存し、15マスの絵柄と配当をすべて書き出しています。この章は、その記録から当たりの頻度、外れの続き方、本の出方、フリースピンの間隔、残高の上下を数字で並べたブックオブデッドの検証ページです。

記録中の1回転。ライン9でJ・J・本・Jが並び125コイン
記録中の1回転。ライン9でJ・J・本・Jが並び125コイン

検証の方法

項目内容
実施日2026年10月8日
環境Play'n GO公式のデモ(日本語画面、仮想コイン)
ベット1回転50コイン(コイン5枚 × 10ライン、コインバリュー0.02)
回転数通常回転714回+フリースピン4シリーズ
記録の方法回転ごとのサーバー応答(15マスの絵柄コードと配当)を保存
操作スピードプレイをオン。オートプレイ・ギャンブルは不使用

記録したのは、1回転ごとの15マスの絵柄と、その回転の配当です。保存した714回転すべてを、配当表の倍率と10本のペイラインの形からもう一度計算し直したところ、714回とも記録された配当と1コインの違いもなく一致しました。ルールと配当表の章に載せたラインの形と倍率は、この照合でも確かめられています。

机の上の計算ではなく、実際に回した実践の記録です。デモを使った理由は2つあります。同じベットで何百回も回せること、そしてルールと配当表が本番と同じであることです。お金は使っていないので、記録の数字は「円でいくら勝った・負けた」ではなく、コインと倍率で示しています。

フリースピンのうち1シリーズ(アヌビス)は、データの保存を始める前に起きたもので、画面の撮影だけで記録しました。下の結果のうち、通常回転の数字はすべて714回転のデータ、フリースピンの合計は4シリーズの数字です。

714回転の結果一覧

項目結果
通常回転の総ベット35,700コイン(50 × 714)
当たった回転199回(27.9%)
外れた回転512回
フリースピンが始まった回転3回(233・525・700回転目)
通常回転の配当合計17,675コイン(総ベットの49.5%)
フリースピン3シリーズの合計14,500コイン(開始時の配当を含む)
714回転の配当合計32,175コイン(総ベットの90.1%)
714回転の収支−3,525コイン(ベット約70回分)

通常回転だけでは、賭けたコインの半分しか戻っていません。残りの41ポイントを運んだのは、714回転のうちたった3回の「本3冊」の回転と、そこから始まったフリースピンです。

当たりの大きさ:半分以上はベット未満

199回の当たりを、その回転で戻ったコインがベットの何倍かで分けました。

当たりの大きさ回数割合
ベット未満(25コイン)106回53%
ベットの1倍以上2倍未満38回19%
2倍以上5倍未満42回21%
5倍以上10倍未満5回3%
10倍以上8回4%

一番多かったのは25コイン、ベットのちょうど半分の当たりで、106回ありました。カード記号3つが1本のラインにそろった形です。画面には当たりの演出が出ますが、残高はその回転で25コイン減っています。次に多いのが50コイン(33回)で、これはベットと同額、収支0の当たりです。つまり「当たり」と表示された199回のうち139回は、残高が増えていない回転でした。

ベットの10倍以上は8回で、最大は750コイン(15倍)が3回。そのうち2回はKが5つ並んだ当たりです。冒険家やファラオが4つ並ぶような当たりは、714回転のあいだ一度もありませんでした。

どの絵柄が配当を運んだか

通常回転の配当17,675コインを、ラインの当たりをつくった絵柄ごとに分けました(本がワイルドになった当たりは、本が代わりになった絵柄に数えています)。

絵柄当たりの回数配当の合計
K35回3,725コイン
アヌビス44回2,675コイン
ホルス54回2,600コイン
A30回2,350コイン
Q35回2,050コイン
1026回1,700コイン
ファラオ19回1,175コイン
冒険家17回850コイン
J18回550コイン

一番よく当たったのはホルスの54回でした。ホルスとアヌビスは2つ並ぶだけで配当になるので、当たりの回数が多くなります。一方、配当の合計が一番大きかったのはKです。Kの当たり35回のうち、4つ並び(40倍)が8回、5つ並び(150倍)が2回ありました。最高配当の冒険家は17回当たりましたが、17回すべてが2つ並びの10倍(50コイン)で、合計は850コインにとどまりました。

左端のリール1に限ると、絵柄の出方はさらに偏っていました。リール1の3マスに占める割合はAが19.2%、Kが17.2%、Qが16.8%と多く、冒険家は4.1%、ファラオは3.3%、本は1.5%です。配当は必ずリール1から数えるので、高配当の絵柄がリール1に来にくいことが、通常回転の配当を小さくしている一番の理由です。

ラインごとの当たりと、本が関わった当たり

199回の当たりの中で、ラインの当たりは延べ278本ありました。1回転で2本以上のラインが同時に当たったのは60回(2本が45回、3本が11回、4本が4回)で、残りの139回は1本だけの当たりです。

並んだ数ラインの当たり割合
2つ(高配当4種のみ)113本41%
3つ135本49%
4つ24本9%
5つ6本2%

5つ並びは714回転で6本だけでした。4つ・5つの当たりを合わせても1割程度で、ラインの当たりのほとんどは2つか3つの短い並びです。

278本のうち119本、43%は、ライン上の本がワイルドとして絵柄の代わりになってできた当たりでした。本がなければ、ラインの当たりはおよそ4割少なかった計算です。

10本のラインごとに見ると、当たった回数は24〜32回で大きな差はありませんでした。配当の合計ではライン7(中・下・下・下・中)の2,375コイン、ライン6と10の2,250コインが上位で、まっすぐ下段のライン3は1,100コインと一番少なくなっています。特定のラインが当たりやすいという傾向は、714回転では見られません。

外れはどこまで続いたか

714回転のうち512回は配当0でした。外れが続いた長さを数えると、最長は19回連続。10回以上続いた区間は7回ありました。反対に、当たりが続いたのは最長で3回連続です。

当たり27.9%は「約3.6回に1回」ですが、平均どおりに散らばるわけではありません。19回続けて外れる区間もあれば、2回・3回と続けて当たる区間もあります。1回転¥18で遊んでいれば、19回の外れは¥342が戻りなしで消える時間です。

本の出方:2冊は43回、3冊は3回

画面の本の数回数割合
0冊440回61.6%
1冊228回31.9%
2冊43回6.0%
3冊3回0.4%
4冊以上0回0%

ブックオブデッドの検証で、もう1つはっきりしたのが本の出方です。本が1冊でも止まった回転は714回中274回、約38%です。2冊止まって「あと1冊」で終わった回転は43回で、3冊そろった回転の14倍以上ありました。

本がどのリールに出たかにも、はっきりした差がありました。

リール本が出た回転の割合
リール14.6%
リール27.3%
リール36.2%
リール413.6%
リール513.6%

リール4と5には、リール1のおよそ3倍の頻度で本が止まりました。本が2冊止まった43回でも、86冊のうち51冊(59%)がリール4か5にありました。

フリースピンの間隔と4シリーズの結果

フリースピンへの入口になった本3冊は、記録の中で3回。1回目は開始から233回転、2回目はそこから292回転後、3回目はさらに175回転後でした。714回転で3回なので、平均すれば約238回転に1回です。ただしこれは3回分の観察で、確率として使える数字ではありません。

順始まった回転拡大するシンボル回数開始時の配当シリーズ合計ベットに対して
1記録開始前アヌビス20回(再トリガー1回)2006,475129.5倍
2233回転目K10回6006,475129.5倍
3525回転目ファラオ10回1005,050101倍
4700回転目1010回6502,97559.5倍

(コイン。合計には本3冊の回転の配当も入っています)

シリーズ1と2の合計がどちらも6,475コインになったのは偶然です。選ばれた絵柄も回数も、拡大の起き方もまったく違います。各シリーズで拡大が何リールに何回起きたかの内訳は、フリースピンと拡大するシンボルの章で詳しく分けています。

ファラオのシリーズ6回目、リール1・3・5に広がって2,000コイン
ファラオのシリーズ6回目、リール1・3・5に広がって2,000コイン

残高の推移:一番深い谷はフリースピンの直前

開始時を0として、714回転のあいだの収支(コイン)を追いました。

時点収支
100回転目−2,950
200回転目−5,375
229回転目(最低)−6,100
233回転目(フリースピン1回目のあと)+725
236回転目(最高)+875
300回転目−50
400回転目−2,475
524回転目−5,650
525回転目(フリースピン2回目のあと)−650
699回転目−5,950
700回転目(フリースピン3回目のあと)−3,025
714回転目(終了)−3,525
-6,000-4,000-2,000+0+2,0000100200300400500600714−6,100(229回転目)フリースピン
714回転の収支の推移。0から始まり、229回転目に−6,100、フリースピンのたびに跳ね上がる

グラフの形は、ゆっくり下る坂と、数回の急な段差でできています。通常回転のあいだ、収支は100回転あたり約2,500コイン(ベット50回分)のペースで下がり続け、フリースピンの1回で一気に3,000〜6,500コイン戻ります。最低の−6,100コインは229回転目、最初のフリースピンのわずか4回転前でした。

1回転¥18で遊んでいたとすると、最低点の−6,100コインは¥2,196の負けにあたります。ここでやめていれば、その直後の取り戻しは見られませんでした。逆に、そこからさらに¥2,000以上を用意していなければ、フリースピンまで届かなかったことになります。必要な予算の目安は攻略とベット額の章で計算しています。

100回転ごとの還元率

区間通常回転だけフリースピン込み
1〜100回転41.0%41.0%
101〜200回転51.5%51.5%
201〜300回転89.0%206.5%
301〜400回転51.5%51.5%
401〜500回転50.5%50.5%
501〜600回転35.0%134.0%
601〜700回転58.0%104.5%
701〜714回転28.6%28.6%

フリースピンが入った3つの区間だけが100%を超え、残りの区間は28.6〜58.0%でした。どの100回転を切り取るかで、同じゲームの還元率が41%にも206%にも見えます。短い試遊の結果を「このゲームの還元率」と考えてはいけない理由が、この表にそのまま出ています。

714回転を円に置き換えると

記録はコインですが、1回転¥18と¥180で遊んだ場合に直すと次のようになります。

項目¥18の場合¥180の場合
714回転の総ベット¥12,852¥128,520
通常回転の戻り(49.5%)¥6,363¥63,630
フリースピン3シリーズ¥5,220¥52,200
収支−¥1,269−¥12,690
途中の最低点−¥2,196−¥21,960

90.1%が96.21%にならない理由

ルール画面に表示されたRTPは96.21%、この記録の還元率は90.1%でした。差は6ポイントあまりですが、記録に誤りがあるわけではありません。

理由は回転数です。この記録の戻りのうち、45%はフリースピン3シリーズが運んでいます。シリーズが1つ多ければ還元率は100%を超え、1つ少なければ70%台に下がります。高ボラティリティのゲームでは、714回転は理論値に近づくには短すぎる長さです。RTPと実際の結果の関係は、ブックオブデッドのRTPの章で詳しく説明しています。

この検証でわからないこと

  • 本番の確率。 数字はすべてデモのものです。配当の仕組みは本番と変わらないものの、RTPの設定は遊ぶ場所ごとに決まります。
  • フリースピンの確率。 714回転で3回という数字は観察です。次の714回転で何回起きるかは予測できません。
  • 拡大するシンボルの選ばれ方。 4シリーズでは毎回違う絵柄でしたが、偏りを判断できる数ではありません。
  • ギャンブルの結果。 記録中は使っていません。ギャンブルを使ってもRTPは変わらない、とルールに書かれています。

よくある質問

この検証はリアルマネーで行いましたか?

いいえ、Play'n GOのデモで行いました。ベットは仮想コインです。配当表とルールは本番と共通なので、当たりの大きさや本の出方は本番と同じ仕組みで決まっています。同じデモはブックオブデッドのデモのページで遊べます。

フリースピンは何回転に1回来ますか?

この記録では714回転で3回、間隔は175〜292回転でした。ただし3回の観察なので、「何回転で来る」と決めることはできません。

自分で検証するときは何を数えればいいですか?

回転数、当たった回数、当たりのうちベット未満だった回数、本が2冊以上止まった回数の4つです。100回転ごとに区切って書き出すと、この章の表と比べられます。

ブックオブデッドの検証で見えたこと

714回転のブックオブデッドの検証では、当たりは約3.6回に1回、その半分以上はベット未満で、通常回転の戻りは49.5%でした。収支を支えたのは3回のフリースピンで、還元率は90.1%。最低点はフリースピンの4回転前でした。数字の詳しい意味と遊び方への生かし方は、ブックオブデッドの表紙から各章へたどれます。